エンジニアはきつい?

仕事がきついエンジニアの解消法「マネジメントの見直し」

なぜエンジニアの仕事はきついのか?

マネジメントを考え直してみる

きつい仕事を続けていても、自分にとっても会社にとってもメリットはありません。そこで、良くない現状の解消方法としてぜひ見直したいのがマネジメント面です。エンジニアが手がけるプロジェクトはチーム単位で作業が進められますが、仕事がきつくなるかどうかはマネジメント力によるところも大きく、見逃せないポイントです。

マネジメントを考え直してみる

WBSの作成はチームみんなで行う

WBSとはWork Breakdown Structureの略で、エンジニアの仕事がきつくなってしまう問題を解消するために活用したいプロジェクト管理ツールです。WBSでは、各フェーズに対して細分化されたタスクと各タスクを誰が担当するかなどを明確にし、洗い出したそれぞれのタスクのスケジュールをガンチャートに展開していきます。WBSをマネジメントする側が作成してしまうと、メンバーのチームに対する帰属意識が薄れてしまうこともあるので、タスクの洗い出しはメンバー全員で行うのが理想です。
どんなに丁寧にWBSを作成しても、その予定通りに全ての物事が進むということはまずありませんが、そうすることでメンバーそれぞれが自分の役割をプロジェクトの全体像を含めて理解することができるので、与えられたタスクのみをこなすよりもチームの連携が取りやすくなります。

エンジニアそれぞれにある個性を認める

エンジニアとして働く人それぞれに個性があり、得意なことや不得意なことがあるということを、マネジメント側はよく理解する必要があります。テストやデバックなどを得意分野としている人と、クリエイティブな発想力を生かしてプログラムを生み出すことが得意な人が同じ職場にいるならば、それぞれの特性に合う仕事を与えることによってチーム全体のパフォーマンス力が高まるはずです。また、予想外のトラブルが発生した際に問題解決を急かすのではなく、しっかりと検証できる時間の余裕を持たせるということもマネジメント側がやっておくべきことです。
そうしてメンバーが特性をフルに生かせる環境を作り出すことができれば、きつい仕事に追われて心身を追い込んでしまうようなことにはならないでしょう。

労働環境の作り方が結果に出る

日本の開発現場では、上流工程を担当するシステムエンジニアの立場のほうが高められる風潮があり、プログラマと比べると力関係はシステムエンジニアのほうが上の扱いですが、プログラマの力とセンスがプログラムに直接反映されることを考えると、プログラマが能力を十分に発揮できる労働環境をいかに整えるかがプロジェクト成功には欠かせない要素です。マネジメント側としては成果を求めるあまり多くを要求してしまいがちですが、プログラマが心に余裕を持って働ける環境を作ったほうが求めている成果に早く近づけるかもしれません。

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